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吉田 元治さんのプロフィ−ル
JH7PAV 2級局
郡山市在中  農業

q-1:何がキッカケで無線を始めましたか。
 中学生の頃CB無線からはじめました。そのうち友達からの影響
 で私も免許を取りました。もともとラジオに興味があったのは、
 小学生の頃、父と作ったゲルマニウムに私の無線人生の原点があると
 思う。いまでもあのシンプルなゲルマラジオの回路を見ると、ハンダの
 臭いがかぎたくなる。長い電線をアンテナにしてクリスタルイヤホンの
 奥から聞こえたラジオ放送が忘れられない。

q-2:いままで活躍した実績は。
 V.UHFでEME(月面反射通信)に成功したことです。
 はじめに、144MHZで自作の17エレ八木×2と自作プリアン
 プ.OUT25WのリニアでW5UN(テキサス州)と交信した。
 430MHZでは、自作21エレ八木×4×2.OUT50Wのリ
 ニアでVE30NT(カナダ)と交信。その他ヨ−ロッパとの局と
 交信に成功しました。
 また、猪苗代湖では水面反射を利用して、月面反射(144MHz)
 K5GW交信に成功。
 マイクロウェ−ブでも、2.4GHZ/5.7GHZにもQRVしており、
 横浜までは、QSOしている。 サラライト通信(AO−13)で、
 Bモ−ドを使い,アフリカのセネガル(6W)とQSOできたのが
 感動の記憶です。

q-3:現在QSOしているスタイルやこれからやりたいと思う事。
 現在はサイクル23が上がりぎみなので50MHZを中心にHF
 帯のハイバンドを楽しんでいる。また430MHZSSBでグラン
 ドウェ−ブDX,F2反射による144MHZでのVK(オ−ストラリア)
 との交信を目標にシステムを構築している。1.2GHz帯以上での
 EMEを成功させるために夢ではあるが、大口径のパラボラ
 アンテナを作りたいと思う。V.UHF帯のWAC完成のために。
 QRPでのEMEの可能性のため、もつと自然のものを利用した
 交信(湖や水田、大地の反射の利用)の研究をし、少しでも多くの
 方にあのおもしろさを味わって欲しい。

q-4:皆さんへのアドバイス。
 とにかく、自作する事だと思います。無線機を作ることはなかなか
 難しいと思うので、アンテナやプリアンプ等が最適だと思う。
 システムの中に自分で手を加えたものが、一つあると、無線は
 10倍楽しくなる。そして、そのシステムでDX交信が出来て時の、
 感動は無線を趣味として、長く続けて行くのにも大切だと思う。
 GPアンテナを自作の八木アンテナに変えただけで世界は変わります。
 なにも難しいことはありません。デ−タはたくさん周りにありますので
 それをまねて作ればいいのです。材料さえそろえれば簡単です。
 ノウハウは近くのOMに聞きましょう。タワ−がないからDXができない
 とか、パワ−がないから飛ばないとか、そうではなく、自分のシステムを
 100%活かして、ちょっとした工夫をすれば、自分なりの
 DXは出来ます。無線の原点はやはりDX通信だと思います。
 ぜひ、何か作って見てください。自作品が入ったシステムはあなた
 のオリジナルなのです。それでDXが出来たときのビ−ルの味は最
 高ですよ。サイクル23、コンディションは全開です。11年に1回の
 チャンスを逃さないように。 


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